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除毛クリームでの陰毛処理は大丈夫?使用する場合の注意点を紹介
「除毛クリーム」で陰毛処理を行えるか、気になる方も多いのではないでしょうか。
除毛クリームは商品により成分が異なるため、使用方法や注意点を理解して使用しないと肌に合わず肌荒れの原因となります。
そこで今回は、除毛クリームを使用して失敗しないためにも、除毛クリームについて徹底解説します。
使用上の注意点なども紹介するため、陰毛処理を行いたい方はぜひ参考にしてください。
除毛クリームで陰毛処理をしてもいい?
除毛クリームを使用すると腕や足のムダ毛を簡単に処理できますが、陰毛に使用できるかは商品により異なります。
除毛クリームを陰毛に使用する場合は、商品の説明書をよく確認して購入しなければなりません。
除毛クリームの説明書をみると、多くの場合はビキニラインのみに使用できることが多いです。
肛門や男性器に直接塗れないものが多いため、どの部位に使用できるかをきちんと確認しましょう。
また、陰毛部分は敏感な部分でもあります。
肌に合わない方が除毛クリームを使用し続けると、肌荒れやアレルギー反応を引き起こす可能性があるため注意しなければいけません。
そもそも『除毛クリーム』とは
そもそも除毛クリームは、どのようなものなのでしょうか。
除毛クリームはチオグリコール酸カルシウムという、ムダ毛を脱毛する成分が含まれています。
現在売られている除毛クリームは、薬局やインターネットでだれでも気軽に購入できます。
除毛クリームは自宅でも使用できるため人気があり、サロンに通わず除毛クリームを使用してムダ毛を処理する方も多いです。
しかし、除毛クリームを使用する際は除毛と脱毛を区別する必要があります。
除毛と脱毛には明確な違いがあり、目的に応じてどちらの施術を行うかを決めるのが望ましいです。
ここでは、除毛と脱毛との違いについて解説します。
脱毛と除毛との違い
脱毛と除毛との大きな違いは、長期的にムダ毛を減少させるかどうかです。
脱毛の場合は、永久的もしくは長期的にムダ毛を減少することを目的とします。
一方除毛の場合は、一時的に皮膚の表面からムダ毛を処理することを目的とします。
脱毛の場合は毛根に直接レーザーを当てたり針を刺したりし、毛根を破壊してムダ毛の発育を止めます。
除毛の場合はカミソリや毛抜き、除毛クリームを使用してムダ毛を処理します。
脱毛と勘違いされるものとして、除毛クリームがあります。
除毛クリームは毛根からムダ毛を取り除くことは脱毛と同じですが、
毛根を直接破壊するわけではないため、時間が経てばまたムダ毛が生えてきます。
除毛クリームと似たような商品に、「脱毛クリーム」が売られています。
しかし、脱毛クリームは除毛クリームと同じであり、
一時的にムダ毛を処理することを目的とするため永久にムダ毛を処理するのには向いていません。
長期的に脱毛する場合は、VIO脱毛などのレーザー治療を必要とします。
陰毛処理に使える除毛クリームの選び方
陰毛処理に適した除毛クリームを探さないと、肌が炎症を起こして使用できない場合があります。
炎症を防ぐためにも、ご自身の身体にあうものを探さなければいけません。
除毛クリームを選ぶ際は、どのような点に注意すべきかを解説します。
対応可能な部位をチェックする
除毛クリームは、使用したい部分に使用できるかをチェックする必要があります。
陰毛処理に使用できると記載があっても、VIOのすべてが対象とは限りません。
Vラインのみ使用できて、IOラインでは使用できないことがあります。
IOラインのムダ毛を除毛クリームで処理する場合は、液だれしにくいジェルやクリームを使用しましょう。
液体だれしやすいクリームを使用すると、粘膜に付着して炎症を引き起こすケースがあります。
低刺激な成分を使用したものがおすすめ
低刺激な成分の除毛クリームを使用しましょう。
除毛クリームはチオグリコール酸カルシウムが含まれているため、人によってはアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
低刺激な除毛クリームを選ぶ際は、保湿力の高いものや刺激の少ないものを確認して選ばなければなりません。
商品の説明書には、パッチテスト確認済みや刺激成分フリーなどの記載がある場合があります。
VIO部分は肌が敏感なため、成分表をきちんと確認して除毛クリームを使用しましょう。
男性用、女性用かもチェックする
除毛クリームが、男性用か女性用なのかも確認してください。
男性用の除毛クリームを使用すると、女性用の除毛クリームよりも除毛効果が期待できます。
女性用の除毛クリームで効果が得られなかった方は、男性用の除毛クリームを使用しましょう。
また、男性用の除毛クリームでアレルギー反応が起こった場合は、女性用の除毛クリームに切り替えると炎症が起こらない可能性があります。
女性用の除毛クリームの成分が弱いため、炎症が起こりにくいです。初めて利用する方や敏感肌の方は、女性用の除毛クリームを使用しましょう。
ニオイが少ないタイプを選ぶ
除毛クリームのニオイが強いものがあるため、商品を選ぶ際に確認する必要があります。
無臭タイプの除毛クリームも売られており、とくに女性用の除毛クリームはよい香りのするものがたくさんあります。
男性用の除毛クリームを使用してニオイが気に入らなかった方は、女性用の除毛クリームを探しましょう。
除毛クリームを使った陰毛処理のやり方
陰毛部分は敏感な部分であるため、除毛クリームを適切な方法で使用する必要があります。
ここでは、除毛クリームを使用する手順について紹介します。
1.パッチテストをおこなう
除毛クリームをすぐ使用するのではなく、パッチテストを一度行いましょう。
パッチテストを行うことで、除毛クリームの成分がご自身の身体に合うかを確認できます。
パッチテストを行う方法は、腹部などの別の部位に除毛クリームを塗って10分程度放置します。
除毛クリームが身体に合わない場合は、かゆみや痛みが生じます。
反応が出た場合は、使用を中断して経過観察が必要です。
長期間痛みが続く場合は、医師に相談しましょう。
2.除毛クリームを塗布する
パッチテストで異常がなければ、除毛クリームを使用できます。
除毛クリームを使用したい部分に塗布し、専用のヘラなどで薄くのばします。
除毛クリームを伸ばす際は、男性器などの粘膜部分に触れることのないように注意する必要があります。
万が一、粘膜部分に除毛クリームが付着した際はすぐに水で洗い流しましょう。
タオルなどで覆いながら作業を進めると、ほかの部位に触れる心配はなくなります。
3.メーカー記載時間にあわせて放置する
除毛クリームを塗布できたら、メーカーに記載されている時間にあわせて放置します。
除毛クリームのメーカーにより放置時間は異なるため、きちんと確認しましょう。
放置する時間が長すぎると、肌を痛める恐れがあるため注意が必要です。
多くの場合は、5~10分程度放置します。
4.柔らかい布で拭き取る
一定時間放置したら、柔らかい布で除毛クリームを拭き取りましょう。
拭き残しがないように、タオルやスポンジで丁寧に拭き取ります。
いきなり水で洗ってしまうと、ムダ毛が水道に詰まる恐れがあります。
5.水、ぬるま湯で洗い流す
除毛クリームを拭き取ったあとは、水で洗い流してください。
水で上手く洗い流せない場合は、少しぬるめのお湯を使用すると除毛クリームを落としやすいです。
陰毛処理に除毛クリームを使う際の注意点
除毛クリームを使用すると、ムダ毛を簡単に処理できます。
しかし、陰毛処理として除毛クリームを使用する際は使用方法を確認しなければなりません。
市販で販売されている除毛クリームは、医薬部外品に該当します。
したがって、使用方法や使用量を守らないと身体にダメージを与える可能性があります。
とくに陰毛部分はデリケートな部分であるため、問題が生じた際は専門家との相談が必要です。
除毛クリームがVIOの除毛には適さないことがあり、使用できる部分を確認しましょう。
また、除毛クリームをVIO部分に使用できたとしても、男性器に除毛クリームが触れると炎症を起こすため、
慎重に除毛クリームを塗布する必要があります。
粘着部分に除毛クリームが触れて痛みが生じる場合は、すぐに使用を中止して水で洗い流しましょう。
除毛クリームは、期間を空けずに何度も連続して使用してはいけません。
期間を空けずに何度も使用すると、肌に負担がかかり肌荒れやかゆみを引き起こします。
使用頻度は、週1回~月1回の目安にしてください。
処理後に肌にトラブルが起きた場合の対処法
除毛クリームを使用して肌にトラブルがあった際は、それ以上使用してはいけません。
2、3日経過してもまだ痛みが生じる場合は、皮膚科に受診することをおすすめします。
炎症が起こった状態を放置すると、さらに悪化する可能性があります。
陰毛部分は敏感な部分であるため、男性器に除毛クリームが触れると男性機能に障害がでるかもしれません。
使用方法をきちんと確認すると、それほど心配する必要はありませんが、除毛クリームは肌に強い刺激を与えるものと認識して使用しましょう。
陰毛処理はVIO医療脱毛がおすすめ
陰毛処理を検討している方は、VIO医療脱毛がよいでしょう。
陰毛部分に除毛クリームが触れると、炎症を引き起こす場合があります。
したがって、すべての方に除毛クリームの使用はおすすめできません。
アレルギー体質のある方や敏感肌の方は、とくにVIO医療脱毛がおすすめです。
VIO脱毛のメリットは、短期間できれいにムダ毛を処理できます。
そのほかにもメリットがいくつかあるため紹介します。
医療従事者による施術が受けられる
VIO医療脱毛の施術は、医療従事者によって行われるため安心して脱毛を任せられます。
VIO脱毛には医療脱毛と非医療脱毛の2種類あり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
医療脱毛のほうが短期間で脱毛の効果を実感できますが、痛みが強いともいわれています。
VIO脱毛のレーザーが痛い場合は、麻酔を使用してもらいましょう。
麻酔を使用すると、施術中の痛みは気にならず安心して施術を受けられます。
短期間でVIO部分を脱毛したい方は、医療脱毛がおすすめです。
万が一のトラブルにもすぐに対処ができる
VIO医療脱毛は医療従事者による施術のため、万が一のトラブルがあっても安心できます。
医療脱毛のレーザーは照射力が強く、肌の弱い方がレーザー治療を行うと肌荒れや湿疹を引き起こす場合があります。
そのような肌のトラブルがある場合でも、医療脱毛ではすぐに対処してもらえます。
除毛クリームで除毛を行う際に問題が生じた際は、ご自身で対応しなければいけません。
美容系のサロン脱毛でも肌のトラブルが起こる可能性があるため、非医療脱毛よりも医療脱毛のほうが安心できるといえるでしょう。
長期間、減毛効果がある
治療脱毛のレーザーの照射力は、サロン脱毛のレーザーよりも強いです。
したがって、毛根を死滅させる力が大きく、非医療脱毛よりも減耗効果が高いです。
医療脱毛は長期的に効果が持続するため、効率的にVIO脱毛を行いたい方は医療脱毛がおすすめです。
また、医療脱毛は非医療脱毛よりも施術回数が少ないため、短い期間で脱毛が完了します。
非医療脱毛の場合は、施術回数が多く途中で断念する方が多いです。
一般的に医療脱毛のほうが施術費用は高いですが、施術回数が短く終わらせられると総合的に費用が安くなります。
費用面や施術回数などを総合的に考えて、どちらの脱毛を選ぶかを判断しましょう。
除毛クリームでの処理は一時的にはムダ毛を処理できますが、時間が経つとすぐにムダ毛が生えます。
VIO医療脱毛を行うと永続的に脱毛することも可能なため、陰毛部分の自己処理が煩わしい方はVIO医療脱毛を行いましょう。
まとめ
今回は、陰毛部分でも除毛クリームを使用できるのかについて解説しました。
陰毛部分に使用できる除毛クリームはたくさん販売されています。
しかし、除毛クリームの成分表をしっかり確認しておかないと、肌にあわず炎症を引き起こすことがあります。
また、Vラインに使用できてもIラインやOラインには使用できないこともあるため、使用できる部分についても確認しましょう。
除毛クリームよりもVIO脱毛のほうが効果は期待できるため、
除毛クリームで処理しようと考えている方はVIO脱毛の施術を受けることをおすすめします。
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■ライター紹介 ■
看護師S 免許取得後、
都内総合病院
外科病棟配属
現在までにメディエス銀座クリニックに看護師として勤務
美容皮膚科治療を中心にメンズ脱毛業務を担当
脱毛カウンセリング実績 7,000件以上
脱毛施術件数 15,000件以上
現場経験からお客様に有益な情報を発信したいという思いから脱毛コラムを発信
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