脱毛をしてみたいと考えている方は、「医療脱毛で永久脱毛ができる」という話を1度は聞いたことがあるかもしれません。しかし「本当に毛が生えてこなくなるの?」と疑問を感じる方も多くいらっしゃいますよね。そこで本記事では、医療脱毛の効果やメリットについて詳しく紹介します。
目次
医療脱毛は永久に毛が生えない?
医療脱毛では毛の成長を長期間にわたり阻害できますが、永遠に毛が生えなくなるわけではありません。さまざまな影響により、施術部位から新しい毛が再生する場合があります。
そもそも医療脱毛とは
医療脱毛とは、永久脱毛効果がある脱毛方法です。医療機関において、高出力のレーザーを用いて行われます。レーザーを照射することで毛のメラニン色素と反応させ、それにより生み出された熱で毛根を破壊します。
医療脱毛の特徴は、他の脱毛方法と比べて効果が出るのが早く、長続きすることです。一回目の施術から効果を実感する方が多く、複数回施術を受ければ永久脱毛が可能です。
永久脱毛の定義
医療脱毛では永久脱毛が可能ですが、毛がまったく生えなくなる訳ではありません。永久脱毛の定義は、FDA(アメリカ食品医薬品局) によると、「一定の脱毛施術を行った後に再発毛する本数が長期間において減少し、その状態が長期間に渡って維持されること」とされています。
また、AEA(米国電気脱毛協会)によると「最終脱毛をしてから1ヵ月後の毛の再生率が20%以下であれば永久脱毛と認める」と定義されています。永久脱毛をしても毛が生えてくることはあるので、注意が必要です。
医療脱毛で永久脱毛した場合の効果と持続性
医療脱毛では永久脱毛が可能です。医療脱毛では、毛を作る組織である毛乳頭を高出力レーザーで熱破壊します。これにより致命的なダメージを受けた毛根は毛の再生ができなくなり、永久脱毛効果が得られます。
医療脱毛での永久脱毛効果は高く、長期間にわたって持続します。正確な効果の長さは個人差も影響しますが、10年以上に渡って毛が生えない状態を維持できるとされています。
ただし、永久脱毛は施術後永遠に毛が生えてこなくなるわけではありません。さまざまな影響により、施術後に毛が生えてきてしまうこともあります。
しかし、医療脱毛を受けた方の多くが満足のいく結果を得ていることは事実です。施術前より施術後のほうが、毛が薄く少なくなるため、医療脱毛は永久脱毛効果が高いといえます。
医療脱毛で永久脱毛した場合の目安回数
医療脱毛で永久脱毛をしたい場合、8回から10回の施術が必要になります。医療脱毛では効果を感じ始めるのが5回から8回、肌がツルツルになって永久脱毛が完了するまでには8回から10回ほどかかります。
また施術部位によっても必要な施術回数は異なります。
施術部位別の必要施術回数
部位 | 効果を感じ始めるまで | 永久脱毛完了まで |
顔 | 5~8回 | 10回以上 |
脇 | 5~8回 | 8回以上 |
腕・脚・胴体 | 5~8回 | 8回以上 |
VIO | 5~8回 | 8回~10回以上 |
毛が薄い箇所は8回、毛が濃い箇所は10回ほど施術を受ければ、永久脱毛が完了します。また、医療脱毛は2~3ヵ月の間隔で受けることが推奨されているため、永久脱毛完了までには1年半から2年ほどかかります。
医療脱毛で永久脱毛した場合の目安料金
医療脱毛で永久脱毛をする場合の料金は、部位やコースごとに異なります。一般的に全身脱毛の場合20~30万、部分脱毛の場合はもっと安い10万円ほどで永久脱毛ができます。
施術部位別の料金
全身脱毛 | 部分脱毛 | |
料金(5回) | 20~30万 | 10万円 |
永久脱毛が完了するまでの回数は人それぞれです。まずは5回ほど施術を受け、その結果を見ながらさらに必要な回数を追加していくのがおすすめです。
永久脱毛はエステサロンでもできる?
永久脱毛はエステサロンではできません。永久脱毛は法律で定められた医療行為です。そのため美容外科や美容皮膚科などの医療機関において、医師が常駐・指導のもとに行わなければいけません。
しかし、エステサロンは医療機関ではなく、医師が常駐する義務もありません。そのため永久脱毛はできないのです。エステサロンでは行われるのは、医療機関でなくても施術可能な光脱毛で、永久脱毛効果はありません。そのため永久脱毛をしたい方は、医療脱毛の施術を受けることをおすすめします。
医療脱毛で永久脱毛をするメリット
医療脱毛で永久脱毛をするメリットは、主に2つあります。ひとつはサロン脱毛より効果が得られること、もうひとつはニードル脱毛より痛みが少ないことです。以下でそれぞれ詳しく説明します。
サロン脱毛より効果が得られる
医療脱毛は、サロン脱毛と比較するとより高い脱毛効果があります。2つの脱毛方法の効果を分ける1番の理由は、使用する脱毛器の違いにあります。
医療脱毛では通常、扱うにあたり専門知識の必要な高出力レーザー脱毛器を使用します。このレーザーを毛根まで照射し、毛穴の奥にある発毛組織を破壊します。医療脱毛では毛を作る細胞自体にダメージを与えるため、高い脱毛効果が得られ、永久脱毛も可能なのです。
一方のサロン脱毛では光脱毛器を使用します。光脱毛は、毛根を破壊するほど強力なパワーは出せません。そのため脱毛の効果は一時的で、抑毛・減毛効果に留まります。サロン脱毛には永久脱毛の効果もないため、なるべく毛を無くしたい方にはおすすめできません。
ニードル脱毛より痛みが少ない
医療脱毛で永久脱毛をする2つ目のメリットは、医療脱毛の方がニードル脱毛よりも痛みが少ないことです。ニードル脱毛にも永久脱毛はありますが痛みが強いため、脱毛をしたい方全員におすすめできる方法ではありません。
ニードル脱毛は針と電流を使った脱毛方法です。毛穴に針を差し込み、電流を流すことで毛根を破壊し、毛の再生を阻止します。ニードル脱毛は施術したその場で毛が抜け落ちるほど効果が高いですが、ご想像のとおりかなりの痛みが伴います。また毛穴の1つ1つに施術を施すため、トータルでかかる時間も長いです。
一方の医療脱毛は、ニードル脱毛ほど強い痛みを感じません。毛穴に直接刺激を与えるわけではないため、耐えられないほどの痛みを感じる心配はありません。また最新の医療脱毛器には、冷却装置が付いたものもあります。肌を冷やしながら施術を行えるため、痛みや熱感を限りなく軽減することができます。
医療脱毛で永久脱毛するデメリット
医療脱毛で永久脱毛をするデメリットは、主に2つあります。ひとつは肌トラブルが起こる可能性があること、もうひとつは元の毛量には戻らないことです。以下でそれぞれ詳しく説明します。
肌トラブルが起こる可能性がある
医療脱毛で永久脱毛をするデメリットとして、肌トラブルが起こる可能性があります。医療脱毛ではレーザーを使用して毛根に熱エネルギーを与えるため、施術後に一時的な赤みや腫れが生じることがあります。
しかしこのような症状は通常、数時間で治まることが多いです。また医療脱毛では医師が常駐しているため、肌トラブルが起こった場合もすぐに診察を受けられます。医療機関では医薬品の処方も可能なので、肌トラブルの根本的な解決ができます。
元の毛量には戻らない
医療脱毛による永久脱毛のもうひとつのデメリットは、施術してしまうと元の毛量に戻らないことです。医療脱毛では毛根を破壊するため、永久脱毛後は育毛剤を使っても毛の復活はできません。
毛を完全に無くしたくないとお考えの方には、デザイン脱毛がおすすめです。デザイン脱毛はVIOや髭などに施術可能で、自分の好きな形や毛量に整えることが可能です。
医療脱毛で永久脱毛しても毛が生えてくる理由
医療脱毛では永久脱毛が可能ですが、場合によってはその後に毛が生えてくることもあります。以下では医療脱毛で永久脱毛しても毛が生えてくる理由として、主に3つの原因を説明します。
医療脱毛で永久脱毛しても毛が生えてくる理由
- 発毛組織の未破壊
- 毛周期のズレ
- ホルモンバランスの変化
発毛組織の未破壊
医療脱毛による永久脱毛後に毛が生えてくる理由のひとつに、発毛組織の未破壊があります。医療脱毛器のレーザーの当たり方が弱かったりムラがあったりすると、毛根の発毛組織を完全に破壊できず、毛が生えてくる場合があります。
医療脱毛器のレーザーが上手く当たらない原因としては、産毛が多い箇所だった・皮脂が皮膚表面に残っていた・毛穴が人より深めな体質だった、などが挙げられます。このような場合は毛根までレーザーが当たらず、発毛組織が破壊できずに毛が生えることがあります。
毛周期のズレ
毛周期のズレによっても、永久脱毛後に毛が生えてきます。医療脱毛のレーザーにより脱毛効果が発揮されるのは、毛周期のうち成長期にある毛だけです。退行期や休止期で、毛が抜けかけだったり生えたりしていない毛根は破壊できません。
このような毛周期による施術漏れがないように、脱毛では間隔を空けて施術を行います。しかしすべての毛を脱毛できないこともあり、その場合は永久脱毛後に毛が生えてくることがあります。
ホルモンバランスの変化
ホルモンバランスの変化によっても、永久脱毛後に毛が生えてくることがあります。ホルモンは体内のさまざまな機能を調節しており、毛の発育にも影響を与えます。ホルモンバランスが乱れたり、男性ホルモンが女性ホルモンを上回ったりした場合、毛にも変化が現れます。
しかし厳密にいうと、医療脱毛により破壊された発毛細胞は、ホルモンバランスが変化しても復活することはありません。永久脱毛後にホルモンバランスが乱れると、今まで目立たなかった産毛が濃く太くなるため、毛が生えてきたように見えます。
医療脱毛で永久脱毛しても毛が生えたときの対処法
医療脱毛での永久脱毛後に毛が生えても、再度施術を受けることで再びツルツルの肌を手に入れられます。ここでは、医療脱毛で永久脱毛しても毛が生えたときの対処法を3つ紹介します。
医療脱毛で永久脱毛しても毛が生えたときの対処法
- 施術機械の見直しを相談する
- 照射レベルを変更する
- 回数を重ねる
施術機械の見直しを相談する
医療脱毛で永久脱毛しても毛が生えた場合は、施術機械の見直しを相談してみましょう。施術機械の性能や照射方法を変化させるだけで、またツルツルの肌を手に入れられます。
医療脱毛器の効果は、レーザーの種類と照射方式の組み合わせによって決まります。レーザーの種類は深さ順にヤグ>ダイオード>アレキサンドライトの3つ、照射方式は効果順に熱破壊式>蓄熱式の2つがあります。ヤグレーザーを用いた熱破壊式レーザー脱毛器が、最も効果が高いです。
照射レベルを変更する
照射レベルを変更するだけでも、再び永久脱毛効果が得られます。レーザーの照射レベルが弱かった場合、また毛が生えてきてしまうことがあります。その場合は、適切な照射レベルにレーザーを調整してもらいましょう。
ただし、出力を上げるほど肌への負担も大きくなります。照射レベルを変更する場合はクリニックのスタッフと相談し、無理のない範囲で行いましょう。
回数を重ねる
施術回数を重ねることで、再び永久脱毛した肌を手に入れられます。医療脱毛は1度の施術ですべての毛根を破壊できないため、複数回にわたり施術を行います。
回数を重ねて施術を行うことで、処理しきれなかった毛根を効果的に破壊できるようになります。中には通い放題のクリニックもあるので、医療脱毛を選ぶ際は検討してみましょう。
医療脱毛で永久脱毛するには「メディエス銀座クリニック」がおすすめ
メディエス銀座クリニックでは永久脱毛が可能です。米国FDA(アメリカ食品医薬品局)で承認されている、永久脱毛効果のある医療レーザー脱毛器を使用しています。ベテランの医師と看護師のもと、安全で効果的な施術が可能です。
またメディエス銀座クリニックは、ヤグレーザーを用いた熱破壊式レーザー脱毛器を使用しています。これは医療レーザー脱毛器の中で最も効果が高いです。毛根をしっかりと破壊するため、永久脱毛後に毛が再生することはほとんどありません。ぜひメディエス銀座クリニックで、永久脱毛効果を実感してみてください。
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ライター紹介
看護師S
免許取得後、都内総合病院 外科病棟配属
現在までにメディエス銀座クリニックに看護師として勤務
美容皮膚科治療を中心にメンズ脱毛業務を担当
脱毛カウンセリング実績 7,000件以上
脱毛施術件数 15,000件以上
現場経験からお客様に有益な情報を発信したいという思いから脱毛コラムを発信
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